Googleビジネスプロフィール「MEO業者」の選び方とは


Googleビジネスプロフィール(MEO)業者の選び方

今回はMEO業者の選び方ですが、登録設定だけしたいのであれば結論から言うと不要です。自社でやるべきでしょう。費用の無駄です。
登録は簡単に出来ます。
もともとSNSの投稿が出来るレベルのスキルがあれば、素人でも簡単に出来るくらいのレベルで作られています。

だから業者にしてみれば楽勝な作業なのです。
それをわかって営業をかけて来ていますので、もし業者さんと契約をするなら余程しっかりとした相手であるかを見極めるべきでしょう。

では良い業者を選ぶ方法の前に、現状の問題を整理してみます。
1. MEO対策の方法には限りがある
そもそもGoogleマイビジネスプロフィールは書けるカ所が決まっています。
テンプレートのようにあまり自由度がありません。
書ける(文章を書いたり画像を貼ったり)所が決まっているという事は、出来るMEO対策の方法も決まってくるという事です。
MEO業者はたくさんいますが、どこに頼んでも出来ることに限りがあり、やり方も結局似通って来ます。
例えばタイトルだけでなく説明文にもキーワードを自然に入れるとか、口コミ数を増やして返信も全て返しましょうと言う具合です。
Googleのルールに沿ってMEO対策をするので、どの業者もやり方が同じなのは当然の話でしょう。

つまり各MEO業者が同じやり方でありながら、全ての業者の謳い文句は「御社を検索結果の上位3社以内に入る様にします」と営業をしているのです。

※もし「弊社は特別なツールを使ってMEO対策をしているので、必ず3位以内に入ります」という業者さんがいれば、それはGoogleのルールから外れたやり方なので、私なら急いで逃げます。

しかし、冷静に考えて「梅田 カフェ」で検索すればおそらく100件以上のカフェ店がありそうな気がします。そこまで無かったとしても50件は絶対にあるでしょう。
ではその50件にそれぞれMEO業者がMEO対策をしたとしても、表示されるのは3件だけです。
そもそも無理のある話でもあります。

2. そもそも3社しか目立たないのか?
上記しましたように、MEO対策の優等席は3つしかありません。
SEO対策なら10~8サイトぐらいは、いわゆる1ページ目に表示されます。
しかしMEOでは3社しか表示されないのです。
当然競争率は高くなります。

そのため、MEO業者は回避策として狭い地域名での上位表示を提案してくるでしょう。
そうしないと上位3社に入れないからです。
しかし、その狭い地域名で一体どれだけの人が検索するでしょうか。
検索するユーザーがいない様なキーワードで上位3社に入っても、多くの結果は望めません。
業者との契約は上位3社に入っていると毎月MEO対策費を支払う形式が主流ではないでしょうか。
その提案されたキーワードの検索数と支払うことになる費用とのコストパフォーマンスはよくよく考えてみるべきでしょう。

3. 毎月対策をしているわけではない
上位3社に入れば毎月費用が発生する契約が主流と先ほど書きました。
しかし、MEO業者は毎月御社のMEO対策をやっているわけではありません。
契約した最初の1,2ヶ月でMEO対策の設定は終わっています。
その後は、特に何もせずに費用だけ頂いていると言って良いでしょう。
まぁその追求をかわす為に、毎月のデータを作成して送ってくることはあるでしょうがやっていることはそれぐらいです。
これは自己判断になりますが、私はかつてクライアント様に契約の破棄を勧めました。
で、契約解消後の結果ですが、今現在もなんら変わらず上位3社に入っています。

4. 検索地域名の不足
MEO対策をするとしても、実際に検索するのはユーザーです。
ユーザーは「カフェ 本町」のように地域名を入れて検索するでしょう。
ユーザーが思い浮かぶ地域名は、○○市○○町○○丁目ではなく、ほぼ駅名か大きな地域名でしょう。
Googleもユーザーの心理を同じように捉えているため、上位表示される店舗は駅から近い所が優先される仕組みになっています。
そう考えると、駅名を中心にMEO対策を考えなくてはいけないでしょう。
じゃぁ、東京に駅名が幾つあるかと言うとネットで調べた結果約700あるそうです。
大阪で約500です。
ではこの大阪の500で考えるとします。
この500の中には無人駅や単線で各駅停車しかしない所も全て含まれている数字です。
そんなローカル駅も含めた数字ですが、それで考えて行きます。
500駅なら3社が上位表示されるので、1500店舗が3位以内に入る計算になります。

では大阪の喫茶店の数ですが、ネットで調べた結果約9300軒以上となっています。
という事は、どんなにMEO業者が甘い営業トークを使って来ても7800軒は上位表示されません。
なので、MEO業者は殆んど検索されそうにもない様な小さな地域名で上位表示の契約を勧めるのです。

私はこれらの矛盾や問題点は、Googleマイビジネスプロフィールの問題ではなく、MEO業者が抱える問題のような気がしてならないのです。

だからMEO業者とお付き合いをするならば、単に上位表示だけで費用を求める会社様よりも、変化更新を続けるGoogleに対して、上位表示だけでなく常に最新の提案とアドバイスが出来る所を探すべきでしょう。
MEO対策は今後も有効な集客手段となりますので、是非頑張って欲しいと思います。